1 宣戦布告っ!!

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甲太郎「やっぱ地元が一番だな。空気は美味いし なにより落ち着くわ~」 甲太郎は夕暮れに染まる家までの道の土手を歩く。 さっき買ったコーヒー牛乳を飲みながらゆっくり路地に入った。 すると、T字路に大きなトランクを持った髪の長い女性がいた。 サングラスにハイヒール をはいたアメカジの女性は甲太郎に気付くとにこりと笑った。 甲太郎(うお…笑った…でも知らない人に声かけちゃ駄目だって母さんが…) ??「ねぇそこのオニーサン♪」 甲太郎「うおぉっ!?」 話かけられた甲太郎は少し間をとる。 昔から母の鳴に言われていた知らない人についていかないをキープする為だ。 甲太郎「なんスか?」 ??「喉かわいた♪」 甲太郎「…え?あぁ……コレ?」 女性はにっこりと頷く。 甲太郎は飲みかけのコーヒー牛乳にそっとわたす 再び距離をとる。 ??「ありがとう♪優しいオニーサン♪」 甲太郎「あ…あぁ…あの…僕は用事があるので…」 ??「あのさ…」 甲太郎「…はい」 完全に巻き込まれた甲太郎。 ここであったのも何かの縁。甲太郎はとりあえず話を聞く事にした。 甲太郎「カリフォルニアから…今日本に?」 ??「そうなの♪久しぶりに家に帰ったら誰もいないんだもの…それってあんまりじゃない?」 甲太郎「はぁ…そうですね…」 (帰りてぇ~………) ??「それでさ、この辺わからないから道教えて欲しいの」 甲太郎「そんくらいならお安いご要だ!!ここらは俺の庭みたいなもんだし」 ??「本当?よかった♪んじゃさ…ぱわ市ふる町、小波の15って何処?」 甲太郎「それならこの路地を真っ直ぐ行って、三番目の角を左に行くと、バス停があるから……」 ??「え~わかんないよ~……一緒に来てくれない?」 甲太郎「あ…うん……」 女性にはノーとは言えない甲太郎。 .
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