悪魔?いいや、やっぱり姫

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「何か静夜と花音がつまらないって言ってたよ~。『破壊神が従順な犬に成り下がった…』って~」                    「……。」                    「南ちゃん可愛いよね~♪秋良が惚れるの分かるよ~」                    「黙れ…」                    確かに南は女と間違えるくらい可愛い…。けど俺は南の容姿に惚れた訳じゃねぇ。                    南が南だから惚れてんだ                    俺がキスしようとすれば俺の向こう脛を蹴って俺の足止めしたり、授業終わりに部屋まで送って、あわよくば南の部屋に泊まろうとした俺を殴ったりすることも有る…。(あれは痛かった…心も体も…。)                    南がDVだから俺の将来が心配だったりするが、そんなのは南を嫌いになる理由にもならねぇくらい南が好きだ                    だから南の容姿だけに惚れて集まってくる蟻どもが許せねぇ。                    「俺は別に従順になったつもりは無ぇよ…。」                                「気を付けてね~?」                    「あ?」                    「白雪狙われてるぞ…平和ボケした破壊神を誘き寄せるエサにするためにな…」
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