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「優雅ぁ、鼻の天辺に黒いGが止まってるから動かないでねぇ~」
「待て待て!俺の視界にはゴキブリ居ねぇよ!?」
「僕には見える!いい?動いちゃダメだよ?せ~の…」
「吉野、止めなさい」
両手で持った鞄を優雅の顔面に向かって叩き付ける寸前でHRを始めるために教室に来た先生に腕を掴まれて止められた
「先生は平和な日々を望みませんか?優雅が居たら僕に平和は訪れません」
「望んでるからこそだ。田中が厚かましいのは分かるが、今日みたいに辞書が2冊入ってる日には止めなさい。」
じゃぁ3冊の日には良いんだ?
確かに中途半端な痛みって地味に痛いからね
でもそんなに辞書使う教科無いしなぁ…。
あ、分かった!
「優雅、辞書1冊貸しt…」
「先生、ボク辞書忘レマシタ。」
「今日は特別に許してやるから、来週からは言動と忘れ物に気をつけろよ?」
「ハイ。(色ンナ意味デ)スイマセンデシタ…」
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