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ビックリして身体が一瞬動かなくなった
眉間にシワを寄せ、声を荒げる優雅が怖かったから…
「ふぇっ…優雅がぁ、優雅がぁぁぁ…」
「(ヤベッ!しまったΣ!つい本気で;)ご、ゴメン南!悪かった、悪かったから泣くなよ!なっ?」
「怒ったぁ、僕っにおごっだぁぁぁぁ!」
周りが
『大丈夫!?』
『み、南ちゃんが泣いてる!』
『誰だ泣かしたヤツは!!』
とか心配してくれるけど答えられないくらい涙と嗚咽が止まらない
その時だった。どこからか
『みんな上がれ!破壊神が来たぞ!!』
って声が聞こえてきたのは。
「伊、原先輩?伊原先輩!…キャァッ!」
「危ない!」
僕は先輩の所に行きたくて、急いで湯船から立ち上がった
けどそれが間違いで、縁に置いた脚が滑ってしまった
でも大浴場に大きな水しぶきの音は響かない
「放してっ優雅!!」
「危ないから動くな!」
「先輩の所に行くの!先輩!伊原先輩!!」
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