ヤツは微笑む

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両腕を1つに纏まられて抵抗することを許されない                 男2人分の重さにギシギシと軋むベッドの不快な音と、口腔から聞こえる水気を帯びた音が耳を経由して脳を侵していく                 「っん…静夜……おねがんん!!」                 「お前の話しなんか聞きたくねぇ!」                 何回もこのベッドで交わってきたけど今日ほど乱暴なキスをされたことは無かった                 噛みつくような、吸い尽くすような貪るようなキス                 「お前は自分が誰のモノか分かってねぇのか!」                 そぅ言って片腕で俺のシャツを無理矢理引きちぎると、生暖かいヌルッとした舌を首筋から徐々に下に向かって進めていき、手はヘソを通り過ぎ更に下降を続ける                 「だから話し聞けよ!あっ…」                 「お前が俺以外の男にこぅされるのも、こぅすることも許さねぇ!」                 優「あぁぁっ…!」                 女みたいに膨らみも弾力も無い胸を激しく舐められたり吸われたり甘噛みされ、俺自身もズボンの上から緩く扱かれる                                
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