ヤツは微笑む

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俺は、止めさせるようにしていたハズなのに自身に引き寄せ、口腔に刷り込むみたいに無意識に腰を揺らす                 静夜もそれを拒むことはせず、寧ろ俺の全てを吸い尽くさんとばかりに痛いくらい強く、最後の1滴までも吸い上げていく                                 「…っん!…ハァ…ハァ…」                 金糸から両手を離してチカラ無くベッドに横たえる                 「…苦ぇ」                 静夜はゴクリと白を嚥下して、顔を上げて呟いた                 自から俺を咥え、吐精するよう仕向けたくせにどんな悪態のつき方だよ                 倦怠感に放心しつつ、薄目を開いて静夜を見ながら思った                 「…ならするなよ…」                 「したかったんだ」                 自分の上唇を舐めながら俺から目を放さず、まるで欲を誘うように妖しく笑う愛しい恋人                 何て言うか大体の予想はつく                                 「…次はお前が奉仕しろよ」                 やっぱりかぁ…                
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