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トイレの前で長蛇の列と言わんばかりに並んでる奴らが俺に気づくと目を見開けて騒ぎ始める
いつもならこんなに大浴場が賑わうことなんかないクセに【湯編み】だからと蟻の如く集って来て便所に行くとか…
クソが…
南の事見てんじゃねぇよ
殺ってやろうか…
「ひぃっ!殺気が!!」
「危ない南ちゃん!逃げッ!?」
「待て叶!見ろ、姫は笑っていらっしゃる!」
「へ…?」
は…?
笑って…る?
「!!」
肩の担いだままだった南の顔を伺う様に見れば両手で口を抑えて肩を振るわせている
何で笑ってるんだ?
もしかして…
俺が助けてやったからか…!?
どぅしよう…
もしそぅなら俺は…
俺はもぅ死んでも良い…
いや、でも死んだらもぅ南に会えなくなる…
「フフフっ…!あははは!あぁ楽しかった♪」
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