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そんなこんなで街を二人で歩いていたわけだが、
「なぁ、瑠歌さん?」
「なんですか?わんこさん?」
「手を離してくれないかな?」
「不幸にしますよ?」
ホーリィシット!
なんで男と手をつないで街を歩かなきゃならないんだよ。
しかもカップル繋ぎだし。
「あっあれ?わっわんこさんだ!なっ何でこんな所にいるの?いつもなら日向ぼっこしてるよね?」
あぁ救いの手が差し伸べられた・・・
「やぁ奇遇だね、翔くん!きみこそどうしたんだ?」
さりげなく瑠歌と手を離し翔に近づく僕。
そこで翔のとなりにいるとても美人な女性に気付く。
あぁそういうことか。
畜生!神様はどこまでも不公平だ。
「そちらの女性は?」
「あ、かっ彼女はほら前に言った幼馴染だよ!」
そういうと美人さんは一歩前にでて話し始めた。
「こんにちは。あなたがわんこさんね?私は蛇神(へびがみ)愛(あい)。よろしくね?あなたのことは翔からよく聞くわ。なんでもイケメンの御主人様にべったりなホモ野郎らしいですね?」
「初対面の人にありえない罵倒のされ方した!!そして翔!お前普段どんなことを話してやがる!?」
「あら?でも、いっしょにいるのはとても可愛らしい子じゃない。まぁ噂はしょせん噂なのかしら。」
「初めまして!恋結瑠歌です!」
「こっこんにちは。るっ瑠歌くん。どうしたの?遊び?」
「違うよ!デートだもん!ねっ?わんこさん。」
「いや、さっきそこであっただけ。こんな女装してる変態野郎はしらん。」
「裏切られた!?くそぅ、不幸になれ不幸になれ不幸になれ…」
「おっそろしことぶつぶつ言うな!わかりましたよ!デートしてました!。」
「あらあら、噂は聞いていたけどほかにも男を作っていたんですね?お願いですから翔にだけは手を出さないでくださいね?」
「あぁ!?だからこの前言い間違えたとき泣いてたんだ?」
オゥジーザス・・・初対面の人に退かれてるだけでなく忠告までされてる・・・僕はどこに向かってるんだろう・・・
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