ボクの友達 二人目

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帰り道 なぜ僕の周りにはろくな人間が集まらないんだろうなんてことを考えながら歩いているときだった。 「今日はとても楽しかったですね!わんこさん!お礼に今日一日わんこさんを幸福にしてあげます!」 「あぁそうかい、そりゃよかったよ。日付があと数時間で変わるけどな・・・」 「またまたぁーそんなこと言ってもわかってるんですよ?つまり私に一生幸せにしてほしい、というわけですね!?あぁ!ついに私の恋が実るんですね・・・」 「とりあえず、それはありえないしその場合カリフォルニアあたりに移住しなきゃいけないし僕は女の子の方が好きだ。」 「あぁ、駄目ですわんこさん。そんなところ汚いです・・・」 「気持ち悪い妄想してんじゃねぇよ!あと人の話をきけ!!」 「女ならいいといいましたが、別に男の娘でもかまわんのだろう?」 「かまうよ!?それが一番大事なところじゃねぇか!?」 「あ!そろそろ門限があるんで帰りますね!わんこさん、さようなら!」 「にげんな!」 行ってしまった。 貴重な休日のはずなのに、何て厄日だ・・・ その後、帰り道でやっていた商店街の福引で一等を当て、その商品のカリフォルニア旅行七泊八日を受け取り、それをビリビリと音を立てて破きながらあいつがくれる幸福は絶対に僕にとって不幸だと確信した。
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