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どうにか平常心を保たないといけない。
そう言い聞かせてやすを家に入れる。
夕食も済ませて怪我をしてるやすの事を
考えて二人ともお酒は控えた。
とか言って、本当はお酒を飲むと少なからず理性が削がれるからそれを無くす為に飲酒はしなかっただけ。
絶対に手は上げない。
そう決心してやすに聞いてみる。
「やす、傷見せてくれへん?」
快く頷いて苦笑しながら服を捲り上げた
やすの肌にあったのは、さほど目立たない
軽度の擦り傷や痣だけだった。
これでは増えた時に気付かれる。
そっと指先で傷に触れてみた。
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