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「身体はそんなでも無いんやな」
「そうやねん、顔やるなら身体の方が目立たんし良かったのに」
そんな事を言いながら笑うやすの痣の縁を指先でなぞりながら呟く。
「‥ほんなら、傷増やしてみる?」
え、?って理解出来ないと言ったような
反応をしたやすに笑顔を向けて。
「んーん、何もない。」
捲っていた服を戻してやすに背中を向け、
皿でも洗おうかと立ち上がれば後ろに引かれる感覚がして振り返る。
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