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僕をみつけると大きく手をふる君
満面の笑みでふってくれる君
僕ははずかしくて少し呆れ顔で小さく返す
トコトコと走って俺の隣にくる君
どうした?と聞いたら
みつけたから♪っと機嫌良く返してくれる
そのたびにきゅんとなり胸が締め付けられる
ある日みてしまった
君が俺の知らない人に告白されているところを
その日みてしまった
誰かがラブレター靴箱に入れているところを
そのたびに胸が苦しくなり押し潰されそうになる
断ったと君から聞くたびにほっとする
そして呼び出されたあの日
僕は手紙を渡される
読みやすくてキレイでかわいい字がかいてある手紙を
ハートのシールで封をしてある手紙を
手紙の裏に僕の友人の名前が書いてある手紙を……
君にとって僕は友達
そんなの前から分かってた
君があいつのこといつも見てたの分かってた
それでも淡い期待はつのってしまう
もしかしたらと思ってしまう
気付けば君のことばかり考えてる僕
大丈夫
手紙はちゃんと渡すよ
だって……
僕は君のことが好きだから
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