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6月・・・
この会社では、第一四半期の最後の月は特に厳しい
満足に睡眠を摂れず、フラフラになりながら毎日数㎞を歩き回る
1、2時間ごとに上司からの成果報告の電話
例え客前であろうとワンコール以内に出なければならない
客宅への訪問時は分単位での時間記入、そして細かな詳細の記入
これ等はもう慣れており、ミスる事など一切無い
この頃にあり得ない事が起こる
それは上司の思い付き
「ランチに行くぞ」
この日は朝一に会社を出る、その後高級レストランに行き、よく分からないフレンチ?的なものを食べる
会計は1人1万程
勤務中にワインを飲まされるなんて学生時代には考えられなかった
馴れって恐ろしい
それからその上司に色々と連れ回され、気が付くと日は沈み、20時を過ぎていた
会社に戻り、今日は上司の機嫌が良くて楽だったと思っていたが、直ぐに考え直させられた
「今日のノルマどぉすんだよ!お前仕事を舐めてんだろ!!」
え?
「そんなんだから障害者は使えねぇんだ!このクズが!」
意味が分からない・・・
今日は一日、チーム全員あなたに連れ回されましたよね?
「で、どぉすんだよ!ノルマ達成出来ませんでしたで終わるつもりかっ!?今日一日何してたんだ!寝てたのか!?クズが、ケジメつけろや!」
何をしていた?部長の前で今日の事を言っても良いんですか?
「おい、ガイジ!今日のノルマ達成出来てねぇんだからダイレクトメール100件作ってから帰れや!!」
この日家に帰えれたのは、やはり深夜2時を回ってから・・・
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