七つの大罪

4/8
前へ
/8ページ
次へ
彼女は色欲を司るアスモデウス 色仕掛けで誘惑する… というよりは単に人をからかうのが好きなだけのようだ。 主に純情なサタンを弄び、楽しんでいる。 先の脳内会議でも言ったように、彼等は好きで生活を共にしている訳では無い 彼等を束ねる魔王の命により、今はこうして7人で指示が出るまで待機しているのだ。 その指示がいつ下されるかは魔王以外汁物は稲井 「楽しそうね…」 タンスの隅から何やら黒いオーラを纏ってサタンを凝視する彼女は、嫉妬を司るレヴィアタンだ。 一言で言うと… いわゆるヤンデレである。 ただ勘違いしないで欲しいのは彼女は百合なので、今怒りの矛先を向けているのはサタンに対してだ。 「な…なんだよ…やんのか…?」 立ち上がるレヴィアタン 「別にあんたなんかに興味無いわよ。そんなことよりお姉様! 八宝菜作ったんですけど、良ければ食べて下さい!」 そう言い、ホカホカと温かい湯気をたてる八宝菜をアスモデウスに差し出すレヴィアタン タンスの横のその光景を炬燵から眺めるベルフェゴールとベルゼブブ ちなみに彼等のいるこのリビングは正方形の狭い部屋だ。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加