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「知らない天井だ。てか天井がねぇよw」
周りを見渡すが見えるのは、木々ばかり。
「うーん。森からはじまるんか。テンプレだな。」
体の機能がちゃんと働くか確認をとりながら考えをまとめる。
「ちゃんと強くなってるんだよな。」
試しに近くにある木を殴ると、木は折れず中心に拳大の穴が開いた。
「うはwwwこれって人間の身体ぐらいなら、軽くぶち抜くだろww」
嬉しいのか知らないが、はしゃぎながら周りの木々を破壊する様は、まさに暴走した紫色の兵器の用だった。
「こんなことしてる場合じゃねえや。他の能力も試さないと。」
そのあとも、「これも使えるのか!まさかあれもなのか!?」と
一つ一つ起こる現象に夢中になり、
気がつけば日は落ちて黄金色に輝く月が顔を出し、
彼は死んだように寝ていた。
後に彼が破壊した森は、人々に破滅の前兆として恐れられたのは、また別の話。
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