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「齋藤さん、お千ちゃんのことどう見えます?」
「……疑っているのか?」
「いや、私は別に…」
「目はつけているが、今のところ問題は無いと思う。」
「お梅さんは何かを知っているみたいでした。だからか意地悪してるみたいで。でも私は良い子だと思うのです。信じたいけど、信じたいけど……」
ポン
齋藤さんは私の頭を撫で、
「優しいのだな。」
そう微笑んで部屋から出ていった。
優しいあの齋藤さんが疑っていてますますお千ちゃんが怪しく感じられる。
こんなこと続けていたら身が持たない。
早く決着をつけるために私はある決意をした。
―――――――
――――――
――――
「お梅さん。折り入ってお話があるのですけどいいですか。」
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