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私がそういうとお梅さんは近づいて私の顎をあげる。
煙草をふかしながらくすっとわらっていった。
「貴女、私に何か頼みことでも?」
「ちょっと協力してほしくて」
そういうとじっと私の目をみた。何もかも見透かされているような気分になった。
そしてお梅さんは私に煙をかけ、ニコッと笑った。
「貴女がなぜ男で偽っているのかはわからないけど、協力してあげる。」
「ありがとうございます。」
「どうせあの女でしょ?私が出し抜けばいいの?」
「えぇと、白黒はっきりさせたいと思いまして…」
「わかったわ。あの女満月の夜たぶん行動を起こす。出し抜くならその時が機械ね。」
「満月の夜……」
「3日後、寅の刻中庭に来なさい。全面対決よ。」
話がきまりお梅さんと協力してもらえるようになった。
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