その5

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私がそういうとお梅さんは近づいて私の顎をあげる。 煙草をふかしながらくすっとわらっていった。 「貴女、私に何か頼みことでも?」 「ちょっと協力してほしくて」 そういうとじっと私の目をみた。何もかも見透かされているような気分になった。 そしてお梅さんは私に煙をかけ、ニコッと笑った。 「貴女がなぜ男で偽っているのかはわからないけど、協力してあげる。」 「ありがとうございます。」 「どうせあの女でしょ?私が出し抜けばいいの?」 「えぇと、白黒はっきりさせたいと思いまして…」 「わかったわ。あの女満月の夜たぶん行動を起こす。出し抜くならその時が機械ね。」 「満月の夜……」 「3日後、寅の刻中庭に来なさい。全面対決よ。」 話がきまりお梅さんと協力してもらえるようになった。
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