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乱暴な手とは裏腹に割れ物を扱うように触れていく優しいキス。
その唇は目に、頬に、耳に、また首へと落とされていく。
沖田さんの手は私の着物を脱がしていく。
怖い。何をされるのだろうか。
怖くて出せない声をやっと出せた。
「沖田さん。お願いだから、やめて。」
怖ばっている声を振り絞ってだした。
「凜子…ごめん。」
その顔はいつもの顔にもどっていて安心したせいか、緊張したせいか涙がでた。
「……っおき…たさん…」
「ごめん。
だから泣かないで。」
そういっておでこにキスを落とした。
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