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「凜子。こっち向いて。何もしないから。約束する。」
そう言われておそるおそる向く。
「ごめん。どうかしていた。」
沖田さんはそう言って私に謝った。
「全然大丈夫です。ただビックリしてしまって。」
「君があまりにも無防備だから、イライラしてたんだ。」
「え？なんで？」
「わっかんないけど、僕が凜子を見つけたから僕と一番仲良くないと許せないよ。」
「私は必要ってこと？」
「必要だよ。」
その言葉はとても嬉しかった。
「良かった。嫌われたかとおもった！何があっても見捨てないでくれますか？」
「約束する。見捨てないよ。その変わり凜子も約束して。僕と一番仲良くなると。」
はたから聞けば子供じみた言葉だけど私にとってはとっても嬉しかった。
「はい。」
必要っていってくれたことが何よりも嬉しかったんだ。
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