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さすが土方さん。勘が鋭い。
「凛子が少しばかりショックを受けてます。今は多分初めての戦いで疲れているので休まさせてはいるのですが…」
「全く、あいつは思い込みが激しいんだよ。わかった。なんとかする。ご苦労だった。」
副長室をでて朝日を浴びた。道場では多分総司が1人で剣を振っているだろう。
※※※※※
寝れない。なんか緊張して。布団には入ってみたけど寝れない。
「眠れないのか。」
「斎藤さん。」
「初めての戦いは緊張して興奮しているんだ。でも休まないと駄目だ。」
興奮はしていないけど…
「そんなこと言われても、ダメなんです。」
「目をつむって。俺が数を数えるから。」
目をつむった。
斎藤さんの低い声が私の頭の中に響く。とても心地がいい。
すると吸い込まれるように暗い暗い中に落ちていった。
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