その6

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あの事件があって数日… 幹部の方で話し合いがなされ、より一層間者への強化をした。 今回のことがあったため私は沖田さんに稽古をつけてもらい、日々精進している。 そんななか土方さんがら新たな命令を受けた。 「土方さん、何でしょうか。」 「監察として初の任務だ。まぁお前にしか出来ないことなんだが…」 「気になるじゃないですか。早く言ってください。」 「実は遊女になってほしい。」 遊女 遊女… 遊女というとあの男の人とかに体を売るやつ? ムリムリ それを察したのか、土方さんが付け足した。 「別に男と寝ろとまでは言ってない。俺が信頼している店でお前は客に酒などをついで話相手になるくらいだ。」 「えっと、なんでまたいきなり。」 「最近長州の奴等が京でうろついているらしいのだ。そこで島原にいき、情報を集めてきて欲しいんだ。」
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