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これが私?
「びっくりしてるようやね。あんたは化粧すると驚くほど変わるから土方さんがあんたをここに飛ばしたのもわかるわ。」
確かに別人のようだ。
しかし隣をみると私の上を軽く越えて性別の差を感じさせないほどきれいになっていた。
「何か?」
私の視線に気づいて山崎さんが答えた。
「本当に山崎さんですか?とてもきれい・・・」
こんな女性がいたらみな一発で落ちるのではないかと思うくらいきれいだった。
「こら、鈴欄、女将さんが読んでるから早く下に下りな。」
私は姐さんたちに言われて下に下りた。
「鈴欄。一応監察としての仕事だろうが、ここではしっかりと働いてもらうからな。」
「はい。」
「桜はほかの遊女と変わらないくらいにすべてをこなしている。あんたもいきなりとは言わないけど、少しずつ教えていくけからね。」
さすが山崎さん。
壬生浪士組の監察だ。私も絶対こなしてみる。
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