その1

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ドクターからは完治するかどうかわからない。といっている。手術は非常に難しく、成功してもまたバレエをするにはリスクがある。 いわば、もう諦めろ。と。 どちらにせよ、私はもう踊れない。 怖いんだ。 「お母さん、私もう手術しなくてもいいよ。もう死にたい。死んでもいい?こわいよ。みんな怖くて押し潰されそう。」 母は抱き締めてないていた。 なのに私はもう涙は渇れていた。 万里からは連絡が来なかった。 結局万里もみなと一緒だったの? あぁ… 本当に空っぽになってしまった。バレエをとったらだれも私から離れていくんではないかとずっと思っていた。それが事故が起こる前から予想はしていた。 本当にこんなことが起こるなんて笑えるね。
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