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「でも土方さんの所に行かなければ…」
「その必要はない。」
振り向くと土方さんがいた。
「午前中だけだぞ。」
そういいはなって部屋をでた。
「案外優しいんですね。」
「あぁ。土方さんはそういう人だ。」
少し落ち着いたので土方さんの部屋に行った。
「先程はありがとうございます。」
「あんなんじゃ仕事にならんだろ。」
「私はお手伝いといって何をすれば良いのですか?」
「おい!いるだろ。」
誰もいないほうに向かって土方さんはいきなり叫んだ。
するといつの間にか大きい人が私の前にいた。
「こいつは島田塊といってな、壬生浪士組の監察だ。」
島田さんはこっちを向いて言った。
「どうも。初めまして。」
「初めまして。」
「これからお前は総司に剣術を教わりつつ監察の仕事をしろ。」
「え!私なんかに出来るんですか?」
「お前はこの中では一部にはばれているが一応男だ。しかし監察として働いてもらう時は女に戻ってもらう。」
「私なんかに出来ますか?」
「その貪欲な勝負強い瞳を買っての仕事だからな。最初はこの島田と一緒に動いてもらう。」
「はい。頑張ります。よろしくお願いします!」
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