その4

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「でも土方さんの所に行かなければ…」 「その必要はない。」 振り向くと土方さんがいた。 「午前中だけだぞ。」 そういいはなって部屋をでた。 「案外優しいんですね。」 「あぁ。土方さんはそういう人だ。」 少し落ち着いたので土方さんの部屋に行った。 「先程はありがとうございます。」 「あんなんじゃ仕事にならんだろ。」 「私はお手伝いといって何をすれば良いのですか?」 「おい!いるだろ。」 誰もいないほうに向かって土方さんはいきなり叫んだ。 するといつの間にか大きい人が私の前にいた。 「こいつは島田塊といってな、壬生浪士組の監察だ。」 島田さんはこっちを向いて言った。 「どうも。初めまして。」 「初めまして。」 「これからお前は総司に剣術を教わりつつ監察の仕事をしろ。」 「え!私なんかに出来るんですか?」 「お前はこの中では一部にはばれているが一応男だ。しかし監察として働いてもらう時は女に戻ってもらう。」 「私なんかに出来ますか?」 「その貪欲な勝負強い瞳を買っての仕事だからな。最初はこの島田と一緒に動いてもらう。」 「はい。頑張ります。よろしくお願いします!」
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