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「たぶんこういうところで密会など行われることが多いからよく来ると思う。」
「なるほど。じゃあ舞妓さんは情報が入手してるってことですよね!」
「まぁ…」
「じゃあ私はいずれ舞妓になるってことですか?」
「そうかもしれないな。」
京巡りを終えて、夕食のころ、沖田さんに引き留められた。
「ねぇ、いったいどこほっつき歩いてたのさ!剣術やろうか。」
「えぇ!いきなりですか?まぁアップしてもぼこぼこにやられるんだろうけど!」
「わかってるんならやろうよ!今日は絶好調だし!」
あの~やろうよって強制の言葉じゃないのに強制にきこえるってか真剣を抜きはじめてるじゃないですか!脅しだ!
「はい…」
「イイコダネ♪」
「ギャーっ!参りました!」
「もっと相手になってよ。つまんないじゃん!」
「無理ですって!私なんかねぇ!」
っと回りを見渡しても誰も目を私とあわせようとしない。
皆…
気持ちはわかるけど!
「最近僕にかまってくれないし!面白くないんだよ。」
「沖田さんには可愛い可愛いお千ちゃんがいるじゃないですか!」
「なんかお千とはじゃれあうような仲ではないんだよ。」
「まぁ確かに。好きな娘にはそんなこと意識してできないもんね。」
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