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すると沖田さんが近くにきて肩をガシッと捕まれた。
「好きとかではない。」
真剣な眼差しで私を見つめてきた。
いつも明るい声の沖田さんが低い声でいうので怯んでしまって何もいえなかった。
「ってね。正直なところわかんないっていうのが本音かな。」
「なんかビックリしたじゃないですか!真剣に殺されると思いましたよ!」
「君がからかうからいけないんだよ。」
そうにこりと笑って部屋に戻っていった。
「お千ちゃん。なんか手伝おうか?」
「林太郎さん。大丈夫ですよ。もうすぐ終わるんで!いつも気にかけて頂いてありがとうございます!」
「なんか悪いなって思って。僕の仕事を押し付けてしまったみたいだし。」
「いいのですよ。とても楽しいですし皆さんの喜ぶ顔が見たいので苦になりませんよ!」
眩しくわらう彼女はとても可愛かった。
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