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「お梅さん。少し勘違いしてるみたいだから。」
「確かに…まぁお千ちゃんは沖田さんにぞっこんだけど、沖田さんはそうでもないし…恋人に見えなくもないですね。でもお梅さんには芹沢さんがいらっしゃるのに…」
「自尊心が高い。あの方は。」
「このままだったらお千ちゃんが可哀想。沖田さんがお千ちゃんを守って下さい!」
「僕だけでは無理だよ。」
「私もいますよ!」
「凜子なんていても…」
後ろから声が聞こえた。
「俺がいる。凜子が女だとバレないためにも気を付けないといけないしな。」
「朝の食事はお梅さん朝弱いから大丈夫そうだけど夕方の食事時を気をつけて見ていきましょうか。」
沖田さんがいった。お梅さんのことよく知っているんだな。
「お梅さんもお千ちゃんも美人だから若いお千ちゃんに嫉妬してるだけかもしれないですし。」
「お前も美人だから気を付けないと。」
斎藤さんがいつもと変わらない表情でさらっといった。
「一?また風邪にかかったのです?」
「そんなことはない。思ったことを言ったまでだ。他の2人と対して変わらない。」
「沖田さん!私は斎藤さんに今感動しているのですよ」
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