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お梅さんは一体何を言っているのだろう。
あまり聞こえなかったけどお千ちゃんの目が見開いた。
その目をみてお梅さんは綺麗に笑って部屋に戻った。
そしてお千ちゃんも部屋に戻った。
一体何を言っていたのだろう。
私が考えていたら斎藤さんが私の様子に気付いた。
「何をしている?早く寝ろ。」
「はい。」
私は目を閉じた。
次の日、朝一で沖田さんに剣術を教えてもらっていた。
「君は昼から土方さんのものになっちゃうからね。朝しごかないと!」
「ヒィ(泣)」
最近は昼から島田さんと山崎さんに監察のことを教えて貰っていて、ぶっちゃけそれも厳しいから最近休む暇がない。
「君はだんだん目が慣れてきているから多分防ぐことなら結構出来てるよ。狙い場所のも的確だけど、素振りがまだ足りないから攻撃弱いのが弱点だね。」
「はい。努力します。」
「凛子、あまり無理はするな。土方さんの仕事もしっかりやらないと…」
「大丈夫です。斎藤さん!体力には自信があるんで!」
バレエやっていたからね。持久力はあるよ。
「じゃあ、もう一回いきますか!」
沖田さんの刀がキラリと光った。
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