その4

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「おい。」 「ったくねんなぁ!」 「ごめんなさい!土方さん!」 だって監察の心得なんてよんでたらねむいじゃん。 朝沖田さんにいじめられたからよけい眠いし。 というか昨日の事が気になって眠れなかったんだよね。 土方さんは何故お千ちゃんを疑ってるのかな? お梅さんは一体何者なんだろう。 「土方さん。何故私にお千ちゃんの見張りを頼むのです?」 「前にも言ってなかったか?最近倒幕派が京にきてるってこと知っているか?」 「いえ。知らないです。」 「まぁそんなことがあってか治安が安定していないのだ。」 「お千ちゃんは壬生浪士組が倒幕派に対してこれから起こすことを流そうとしているわけですか?」 「あぁ。あっちの監察だったらな。」 「私達でもそんな内密な話し知っている人少ないのに…」 「だから近づいたのは総司なんだよ。モテても不思議ではないし。」 確かに。それなら土方さんも… 「まぁ俺は怖いからな。」
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