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監察の心得なげ…
こんなに勉強したの中学くらいだし。
「おい、もたれてくんな。」
「すみません。わざとではないんです。ただ眠気が覚めなくて。」
土方さんはバリバリ仕事をこなしているなかうとうとしてる私…
「お前一部の記憶がないと言っていたな。」
「はい。そうですけど?」
「おまえは何をしていたんだ?」
「踊り子のようなものです。人の前に立って踊ってました。土方さんは?」
知ってるけどね。
「薬屋だ。それは俺の薬だからお前の傷も治るだろう。」
土方さんの頬によくみると血が付いていた。
この人が人を斬るときどんな顔をするのだろうと思いながら拭き取ってあげようとした。
「頬に血が…」
「朝にちょっとな。」
「土方さんは大丈夫ですか?私なんかに薬使って。」
「大したことない。」
「ダメです。土方さんは人の心配するんだったら自分の心配してください。」
私は負けじと治療しようとした。そしたらなぜかふっと笑ったと思ったらぱちっと目が遭った。
ドキッとなる胸。
伝わってくる暖かさ。
「お前は俺をそういう気にさせる?」
「どういう気ですか。話して下さい。」
「やだ。お前気持ちいしな。」
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