あついひ

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「暑い。」 蝉の声が聞こえる。 真っ白な部屋の黒い大きなベッドの中でアタシはつぶやいた。 「あぁ。冷房が壊れてるんだよ。悪いな」 アタシの頭を撫でながら男は言う。 アタシはこの男の名前すら知らない。
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