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始まり始まり
私があの人に会ったのは小学校の頃。友達の石井君の家に初めて行った時。
少し寝癖が目立つ髪に、大きめの眼鏡。私よりもずっと大きい背丈。
一目惚れだった――
「なーんて乙女らしい小説じゃないですよwww」
「台無しだよwwww」
「だってほんとじゃん?」
「そうだけどww」
「やった謎解明!!」
「たか煩い」
「………」
「来紀ちゃんは不機嫌です」
「たかにだけね☆」
「酷い来紀ちゃん!」
「だ ま れ」
「…………ぐすっ」
「はいはい、じゃあ始まりー」
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