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「とりあえず、だぁ?」
「ふざけやがって、そんなつまんねえ事はどうでも良い!。理屈も理論もいらねえ、たった一つだけ答えろ魔術師!!」
「―――テメェは、インデックスを助けたくないのかよ?」
「テメェら、ずっと待ってたんだろ?インデックスの記憶を奪わなくても済む、インデックスの敵に回らなくても済む、そんな誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高な幸福な結末(ハッピーエンド)ってヤツを!」
「ずっと待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!英雄がやってくるまでの場つなぎじゃねえ!主人公が登場するまでの時間稼ぎじゃねえ!他の何者でもなく他の何物でもなく!テメェのその手で、たった一人の女の子を助けてみせるって誓ったんじゃねえのかよ!?」
「ずっとずっと主人公になりたかったんだろ!絵本みてえに映画みてえに、命を賭けてたった一人の女の子を守る、そんな魔術師になりたかったんだろ!だったらそれは全然終わってねえ!!始まってすらいねえ!!ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!」
「―――手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ、魔術師!」
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