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また一時間かけて家に帰ると、何やら良い香りが玄関まで漂って来る
「この独特な匂いはカレーかな」
俺はリビングへ向かった
「あら、おかえりなさい」
「あっ、兄さんお帰り」
台所では妹と母親がカレーを作っている最中のようだ
「もうちょっとで出来るから、先にお風呂でも入って来なさい」
「ん、咲の後でいいよ。先に入ると煩いから」
「わかってんじゃん!」
親指を立てた拳を俺に向けウィンクをしてくる妹
俺は自分の部屋へと向かい、制服を脱ぎハンガーにかけラフな部屋着に着替え、ベッドの上で携帯をいじりながら時間を潰すことにした
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