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我が弟。
次男のピコ。
ピコの好きな事…
お え か き ❤
見つかったら怒られるなコレ…
テレビを見ていると電話が鳴った。
着信画面には『ピコ』の文字。
ア「もしもし?」
ピ「お姉ちゃん?」
ア「なに?」
ピ「母にな、メモ渡したから、水貼りテープと水彩画用の画用紙買ってきて」
ア「わかった」
母にメモを渡しているにも関わらず、アタシに連絡をしてくるのはいつもの事。
それは…
メモを預かった事すら忘れる母だから。
そして決まって買い物が終わってから、家まで5分…位の時に気付く。
母「あッ!何か頼まれてたんや!」
しかも『なんか』。
こんな事が日常茶飯事の母。
急ぎの場合や、今日中に絶対に必要な物の場合には念押し電話やメールが届く。
買い物に向かうアタシと母。
ア「ピコに頼まれたやろ?」
母「…!そうそう。」
はじめてのおつかいのキッズ達の方が完璧に買い物をしてくるかもしれない。
頼まれた物を買い、家へ帰る。
ピコにメール
ア『なに書くん?』
返信
ピ『秘密』
何故か絵が上手いピコ。
オークションに出品すると高確率で落札されている。
以前は、
年賀状一枚を一週間かけて書き上げ、あまりの力作に…
母「それ出さんと飾っとき!」と母が言い、
アタシも
じょーも同意した程のものがあった。
ピコ画伯の羊年の年賀状。
うちでは伝説になっていて、年末になると必ずこの話しが出る。
受け取った子ほかしてるやろなぁ。
その他にもピコレクションが有り、自分の部屋のテーブルに色を塗ったり、イラストを書いたり…
テレビ台等もピコ仕様にされている。
今度、潜入出来たら写メってきます。
ちなみに…
ピコが一番書くイラストはバイク。
でも、
広告や漫画等のどうでも良い紙の裏や端に書くときは上手いのに、画用紙等では上手く書けないらしいピコ。
これからもピコ画伯の作品は増え続ける。
広告の裏に書いた絵…
テーブルに置きっぱなしになっていたら捨てずに取っておく親バカな両親の事はピコには秘密。
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