ONE STEP

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  でも友達が何度も あたしに 言い続ける度、 あたしもだんだん カッコイイと思い始めていた。 それがだんだん大きくなって あなたを目で追ってた。 "好き"とは 分からずに。 ある日 いつものように 友達に言われた。 『やっぱカッコイイよね~!』 ―いつものように "そうだね~"って返すつもり だった。 でも 気づいたときは 遅かった。 『うち、好きかもしれない』 友達は、しばらく なんもいって来なかった。 『‥カッコイイとかじゃなく 本気で?』 『うん。カッコイイし、好き。』
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