奇妙な生活1日目

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 試しに奴の肩をつついてみた。起きる気配なし。どうしよう。さすがに半信半疑とはいえ、このまま置いて帰るわけにもいかない。逆に半信半疑だからこそ、学校に置いて帰るのは嫌だ、とも思う。 「…お、おはよう」  なんとなく言ってみた。でも、こんなんで簡単に起きないだろう。 「あ、もう時間か?じゃあ、帰ろうぜ。」  お、起きたあーー!! 「おい、こら、帰るぞ、こら。何回こらって言わせんだよ、こら」 「えっ、ああ、うん」 なんか、調子狂う。
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