奇妙な生活2日目

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「違えーよ!!オムライス。」 「は?オムライス?」 「昨日の夜、お前が作ってくれた…」 「あぁ、それがどうしたー?」 「また食べたい。作ってくれよ!」 「…。うん、わかっ……」  ダメだ、卵ないんだった。 「やっぱ今は無理だ。卵買ってこないとないし、時間ない!」 「じゃあ、夜、作ってな」  そう言い奴はニカっと笑った。その無邪気な笑顔に対して、思わず私はドキドキしてしまった。 「そういえばさ、お前彼氏とかいねえの?」 「へっ?彼氏?ああ、今はいない」  というか、いたことない。私は奴に少し見栄を張ってしまった。 「まじかあ。新しく作んねえの?あ、作んねえんじゃなくて、出来ないのか。」
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