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「違えーよ!!オムライス。」
「は?オムライス?」
「昨日の夜、お前が作ってくれた…」
「あぁ、それがどうしたー?」
「また食べたい。作ってくれよ!」
「…。うん、わかっ……」
ダメだ、卵ないんだった。
「やっぱ今は無理だ。卵買ってこないとないし、時間ない!」
「じゃあ、夜、作ってな」
そう言い奴はニカっと笑った。その無邪気な笑顔に対して、思わず私はドキドキしてしまった。
「そういえばさ、お前彼氏とかいねえの?」
「へっ?彼氏?ああ、今はいない」
というか、いたことない。私は奴に少し見栄を張ってしまった。
「まじかあ。新しく作んねえの?あ、作んねえんじゃなくて、出来ないのか。」
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