ある日のある朝。

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 まだ、夢か何かを見ているのだろう。なぜか、部屋の中に、自分以外の人影を見つけた。  目をこすり、目をぱちぱちした。 「っ!!!!!!」  (え?まさか、夢じゃなかったりする?)  私は足でそれをつついてみた。 「ん...」 「ぎ、ぎゃああああーーっっっっ!!!!!!!!!!」  バシィーーッ 「えっと...。大丈夫ですか?」  びっくりした拍子にビンタしてしまったらしく、奴の頬は真っ赤に腫れあがっていた。 「大丈夫…じゃない。」  奴はそう言ったが、私は無視して続けた。 「そうですか。警察呼んだほうがいいですか?」 「いや、それはやめてください、っていうか俺のこと警察に連れて行っても意味ないですから。」  (なんだこいつ。)
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