ある夏の日の恋物語

奇妙な生活１日目

　授業中―――
　ホントに奴は寝てるのか？ロッカーの中は、いくら狭いとはいえ、なんだかいろんな意味で心配。私はまだ、半信半疑のままだ。

　「起立、礼、さよーならあ！」

帰りのＨＲが終わり、ロッカーを開けた。
奴はやっぱり寝ていた。変な心配する必要はなかったかもしれない。
「あ。」
　こいつの起こし方知らない。寝かす前に聞いておけばよかったか？