プロローグ

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そんな生活が数千年 数万年と続いていたが ある青年の心無い一言で それらは見事に崩れ去ってしまった 『我等神族は 最も想像主に近い存在 他種族等とは比べ物に成らぬほど 尊い筈であろう? 何故奴等が我等と 同等の立場にいるのだ? 奴等が我等の為に尽くすのは至極当然 我等の為だけに 存在させておけばよいではないか』 神族達は彼の言葉に賛同し 直ぐ様他種族に通達を下した しかし誰もそのように横暴な考えを 受け入れることはせず 遂に神族は他種族達に奇襲をかけた 神族は持ち前の頭脳を最大限に駆使し 効率良く滅ぼしていった 皆神族の頭脳には敵わず どうすることも出来ないまま 多くの種族が滅びた 生き延びた者達は その中でも特異な能力を持つ種族だけで 彼等は神族が 決して来ることの出来ぬ世界に 各々の国を造り上げた ある者は遥か深くの海中に またある者は次元そのものを移動して…
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