プロローグ

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夜の空に月が支配している様な黒い空。 四角い枠から淡々と蛍光灯が漏れる高いビル。 その屋上に一人の少女が立っていた。 歳は小学生一年生くらい。 特徴は暗い夜でも判断できるくらいの赤髪。 目の色も『左目』だけ赤色である。 「世界はもうすぐ元通りになるからね」 彼女は誰も居ない空に呟いた──。
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