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サカキ「書類は確かに俺が燃やした。跡形もなくな……」
ニャース「………」
サカキ「だが、俺が燃やす前、ある団員がこっそり書類をコピーした。俺はその事実をここに捕まる前まで知らなかった。」
コジロウ「その団員の名前は！？」
サカキ「セイジという男だ。」
ムサシ「セイジ？聞いたことあるニャース？」
ニャース「あるもなにも、私の元トレーナーだニャ。」
コジロウ「！」
サカキ「ああ、そのセイジだ。」
ムサシ「だけどなんでニャースを手放したの？？」
サカキ「ニャースはいろいろ実験されそうになった。モルモットとしてな。」
コジロウ「それは本当なのかニャース！？」
ニャース「事実ニャ。それをサカキ様がみつけてくれて助けてくれたんだニャ。」
ムサシ「ニャースがサカキ様の側近だった理由はそれだったわけね。」
サカキ「俺はポケモンを使って世界を手に入れようとした。だが、俺はポケモンの純粋な力を利用しようとした。」
ニャース「サカキ様はポケモンを改造してまで力を手に入れようとはしないニャ。」
サカキ「……ポケモンを傷つけたく無かったからな。」
ムサシ「サカキ様……………」
サカキ「モルモットの話を聞いてセイジを追放したのだ。その時にはもう書類をコピーしてたんだろう。」
コジロウ「そのセイジを捕まえればいいのですね！？」
サカキ「ああ。そうだな。」
ニャース「居場所はわかるんですかニャ！？」
サカキ「わかる。だが、あいつは危険だ。書類を持ってる以上、どんな危険な攻撃を仕掛けてくるかわからん。それでも行くか？」
ニャース「………行くニャ。元トレーナーのセイジと決着をつけるニャ！」
サカキ「わかった。行ってこいニャース！お前ならピカチュウの手助けができるだろう！セイジは……………」
バンっ！
ニャース「サカキ様！どうしたニャ！サカキ様ー！」
ムサシ「なにが起こったの！？」
コジロウ「う、撃たれた！サカキ様！」
サカキ「………う………………」
案内人(？)「しゃべりすぎだなぁ。サカキ？」
ニャース「この声は！？」
案内人(？)「ふふふ、そうだ。」
ムサシ「まさか、セイジ！？」
セイジ「ピンポーン。」
コジロウ「なんでお前がここに？」
ニャース「それよりサカキ様が……サカキ様が…………」
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