第1章 妙なウワサ 

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サトシ母「サトシ!そろそろ起きなさい!」 サトシ「う……ん。今日は日曜日だよ。」 サトシ母「なに言ってるの!今日はカスミちゃん達と出かけるんじゃなかったの?」 サトシ「……………!そうだった!」 サトシ母「早く支度して行きなさい!」 サトシ「あれ?ピカチュウは?」 サトシ母「ピカチュウならもう外にいるわよ。」 サトシ「早起きだなピカチュウ!」 サトシ母「あんたが遅いのよ…」 サトシ「んじゃ、行ってきます!」 サトシ母「暗くなる前には帰ってくるのよ!」 サトシ「わかってるよ!行こうぜピカチュウ!」 ピカチュウ「ピカピカー♪」 ~オーキド研究所前~ カスミ「おーそーいー!」 タケシ「遅いぞサトシ!」 サトシ「悪い悪い。人生の事考えてたら遅くなっちまった。」 カスミ「嘘がヘタねぇ…」 タケシ「まったく、最近の子供は…」 サトシ「お前も子供だろ…」 オーキド「オッホン!みんな揃ったようじゃな。」 サトシ「博士おはよう!」 オーキド「おはよう。今日もピカチュウは元気のようじゃな。」 ピカチュウ「ピカピー♪」 カスミ「トレーナーよりしっかりしてるしね♪」 サトシ「う…それについては否定できない…。」 オーキド「さて、本題に入ろうか。ちなみにどこに行くかわかってるのか?」 サトシ「どこ行くんだっけ?」 オーキド「やれやれ…。カスミ、説明してやれ。」 カスミ「もう、一度だけしか言わないからちゃんと聞くのよ!私たちは『アドルの村』に調査しに行くのよ。」 オーキド「そうじゃ。実は、妙な噂があってな。」 サトシ「どんな噂なんだ?」 オーキド「サトシ、サカキは覚えておるな?」 サトシ「ああ、あんな悪党、忘れるわけがない。」 タケシ「で、そのサカキがどうしたんだ?サトシとピカチュウが倒した後、ロケット団は活動停止したみたいだけど?」 オーキド「そこなんじゃ。トップが居なくなった今、活動はできないはずなんじゃ。」 サトシ「『はず』?てことはまだ活動してるってわけか?」 オーキド「ああ、おそらくはな。『アドルの村』にロケット団の制服を着た三人組が入っていくのを近くの住民が目撃してるんじゃ。」 カスミ「ただ逃げ込んだだけじゃない?世間に批判されてる組織だからねぇ。」 オーキド「それを調査に行って欲しいんじゃ。相手はあのロケット団。また悪巧みを考えてるに違いない。」
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