第二章 アドルの村 

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第二章 アドルの村 

タケシ「いやぁホントにロケット団なんているのかな?」 カスミ「どうだろ。目撃情報だけじゃまだ確実じゃないわね。」 サトシ「そうだな。ちなみにアドルの村ってどんな所なんだ?」 カスミ「私が知ってるのは、昔、アドルの村はロケット団に村を全滅されそうになったことだけね。」 タケシ「されそうになった?」 サトシ「てことは全滅は免れたってわけか。でも、なんでロケット団は村を全滅しようとしたんだ?」 カスミ「うーん、そこまでは解らないわ。ただ、一匹のポケモンが村を救ったというウワサも聞いたことあるわ。」 サトシ「ポケモン一匹で?それはすごいなピカチュウ。」 ピカチュウ「ピカピカピー!」 カスミ「でも、もうその村には誰も住んでないそうよ。」 サトシ「え?誰も住んでないのか?」 カスミ「ええ。理由はわからないけどね。」 タケシ「あれ?ここじゃないのか?」 カスミ「あ、ほんとだ。看板が立ってる。」 サトシ「んじゃ行こうぜ!」 ~アドルの村~ カスミ「わぁ。すごい静か。」 タケシ「ああ、耳が痛くなるほど静かだな。」 サトシ「なんか気味悪い村だな。てか誰も住んでないんだっけ。」 ピカチュウ「ピカー!!!」 サトシ「わっ!どうしたピカチュウ!あれ!?廃屋の中にポケモンがいるぞ!?」 ????「今だ。『かみつく』だ。」 謎のポケモン「シャーーーー!!」 サトシ「ピカチュウ!あぶない!『でんこうせっか』で避けるんだ!」 ピカチュウ「ピーカー!」 ????「ふん、甘いな。『神速(しんそく)』で追いかけろ」 謎のポケモン「シャーーーー!」 ピカチュウ「ピカーーー!!」 サトシ「ピカチュウ!避けろーー!」 ガブッ!! ピカチュウ「ピ……カ………」 ????「ふはははは!」 サトシ「ピカチュウーーーー!」 カスミ「よくもやったわね!スターミー!『ハイドロポンプ』よ!」 タケシ「イワーク!『まきつく』だ!あいつを拘束しろ!」 ????「悪いが雑魚の相手はしない主義でね。さあ、いくぞ『アドル』。」 アドル(?)「シャーー。」 カスミ「待ちなさい!逃がさないわよ!」 タケシ「カスミ!そんなことよりピカチュウの容体を看てくれ!」 サトシ「ピカチュウ!?どうしたんだピカチュウ!」 ピカチュウ「……………………」 カスミ「急いでポケモンセンターに連れてくわよ!」
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