第二章 アドルの村 

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~オーキド研究所内~ サトシ「博士!ピカチュウはどうなっちゃうんだ!?」 カスミ「落ち着きなさいサトシ!」 タケシ「なんてこった…。ただ噛みつかれただけなのに…。」 オーキド「おい!早くピカチュウを運ぶんじゃ!」 助手達「はいっ!」 サトシ「ピカチュウ!死ぬなよピカチュウ!」 助手「ここから先は立ち入り禁止だ!ここで待ってなさい!」 サトシ「ピカチュウを助けて下さい!お願いします!」 ~ピカチュウ治療中~ オーキド「さっき、噛みつかれただけって言っておったな?」 タケシ「ああ。アドルの村で黒服の男とポケモンにやられたんだ。」 カスミ「そう!ポケモンの名前は確か…『アドル』って言ってたわ。」 オーキド「アドル?村と同じ名前?聞いたことないポケモンじゃな。アドルの村と関係ありそうじゃ。調べておこう。」 助手「治療は終了した。」 サトシ「ピカチュウは!?ピカチュウは!?」 サトシは助手をかき分けるようにピカチュウの元へ走って行った。 助手「サトシ君…。」 サトシ「ピカチュウ!なんで寝てるんだよ!」 助手「サトシ君…!」 サトシ「ああそっか!ピカチュウは今絶対安静なんだな!」 助手「サトシ君!」 サトシ「はあ安心した!ピカチュウが死ぬわけな(ry」 助手「サトシ君っ!!!!」 サトシ「!」 助手「ピカチュウは…………もう目を覚まさないんだ……………。正確には………植物状態なんだ……。」 サトシ「そ…そんなこと……」 助手「すまない。全力で治療したが、どうすることもできなかった。」 サトシ「ピカチュウ!!」 サトシはピカチュウに抱きつき、号泣する。 サトシ「ピカチュウ。起きてくれよピカチュウ(泣)」 ピカチュウ「……………………」 ピー、ピー、ピー… 治療室には治療機械音だけが鳴り響く。 助手は、治療室から出て行く。二人きりにしたのだ。 サトシ「……………(泣)」 ピカチュウ「……………………」 第二章 完 
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