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高校1年生吹奏楽部所属の乃亜(のあ)。
彼を初めて意識して見たのは先輩たちの卒業式。
彼は一人でビデオカメラ片手に卒業式の記録をしていた。身長はそんなに高くなく細身で真面目そうなイメージだ。
『誰だろう?何となく気になる…。2年生…だよね?見たことない…けど、気になっちゃう。まさか…そんなことないよね…?』
その横で乃亜は吹奏楽部の仲間と一緒にマイウェイで卒業生を見送った。
先輩や先生、父兄から拍手をもらった。
吹奏楽部は部員が3人、顧問3人と少人数で活動していた。
マイウェイは始めから終わりまで乃亜のソロだった。
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