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X-29Aは、1970年代に入り急速に進歩してきた複合素材を用いて、前進翼の新型戦闘機への実証をするために造られた。そのためX-29Aは、前進翼の特徴である機動性向上のほか、音速へ移行したときに発生する衝撃波の発生を遅らせたり、機体をコントロール不能に陥れる翼端失速を発生させないなどの特徴を持っている。
しかし、前進翼にしたおかげで最高速度はやや低くなってしまった。X-29Aは実験機であるため2機しか造られていないが、後に登場する前進翼機の発展に一役買ったのはいうまでもない。
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