溢れてしまう想い

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少女「あっ!!見て見て!!お姫さまだよ! ―――も大きくなったらきれいなお姫さまみたいになれるかなぁー?」 父「そうだな… 沢山遊んで、沢山勉強して、お母さんとお父さんの言うことをちゃんと聞く良い子になれば、なれるかもしれないな」 少女「わかっ…‥‥(ザザ)…お…さ(ザザッ)………………(ザザザザ)…‥」 突然のノイズ音。 徐々に浮上していく意識。 (待って!!まだ見ていたいのっ… 懐かしくて温かいこの記憶を!) そんな想いは虚しくいつしか記憶は暗闇へと消え去ってしまった。 それと同時にリリィの意識が現実へと引き戻されていく。 『り…あ‥‥…いつ…‥覚め…の?』 ―――――――――――――――
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