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彼女は優しかった
休んだ人のためにノートをとってあげていたし、一度だけ風邪で休んだ僕のためにノートをとってくれた
とても綺麗な字だった
どの字をとっても彼女のように綺麗だった
そのノートは机の鍵がついている所にしまている
彼女は本も好きで、昼休みにはよく本を読んでいた
彼女は「荻原浩」が書く本が好きらしく、いっつも「荻原浩」の本を読んでいた
その日の夜携帯で荻原浩を調べるとただのオッサンで、彼女は年上好きかと疑ってしまった
僕も一度「荻原浩」の本を読んでみたけど、どうもほんの数ページで寝くなってしまう
読み終わるまでに、半年もかかった
とても良い本だった気がする
笑えて?泣けて?怖くて?感動して?
良く覚えてないが、彼女の好きな本だから良い本だったんだ
絶対に
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