4月6日

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彼女は優しかった 休んだ人のためにノートをとってあげていたし、一度だけ風邪で休んだ僕のためにノートをとってくれた とても綺麗な字だった どの字をとっても彼女のように綺麗だった そのノートは机の鍵がついている所にしまている 彼女は本も好きで、昼休みにはよく本を読んでいた 彼女は「荻原浩」が書く本が好きらしく、いっつも「荻原浩」の本を読んでいた その日の夜携帯で荻原浩を調べるとただのオッサンで、彼女は年上好きかと疑ってしまった 僕も一度「荻原浩」の本を読んでみたけど、どうもほんの数ページで寝くなってしまう 読み終わるまでに、半年もかかった とても良い本だった気がする 笑えて?泣けて?怖くて?感動して? 良く覚えてないが、彼女の好きな本だから良い本だったんだ 絶対に
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